2016年04月03日

沈丁花(その2)

 前回の沈丁花には、続きがありました。
 あれから一週間ぐらい後のことです。

 前を歩いていた一人のおじさんが、
 急に走り出して、公園を横切っていきました。
 んっ? ひょっとして・・・と、思いつつ、目で追っていると
 ・・・やっぱり!
 一目散に、沈丁花のもとへ・・・
 花木にたどりつくやいなや、鼻を近づけたのです。
 でも・・・
 花はついているものの、咲ききってしまったこの頃の沈丁花には、
 もう、あの甘い香りはしていなかったのです。
 このおじさん、よっぽど沈丁花の香りが好きだったのか・・・
 やにわに、その枝をガシッとつかむと、
 ユサユサと、ゆすりだしたのです。
 “こらこら、おっさん、何をする〜! それじゃあ、花木がかわいそう”
 気持ちはわからなくはないけれど・・・
 花を愛でるなら、それなりのマナ―も身につけないと・・・
 ねっ、おじさん!

 六甲道南公園では、今、桜が満開!
 毎日、たくさんの人たちでにぎわっている公園です。
 子供たちが走り回り、多くの人々が集う公園。
 あちらこちらで、色とりどりのシ―トが広げられ、みんな、くつろいでいます。
 そのすぐ横で、
 砂場の周りのごみを拾ったり、砂を掃いたりしている
 一人のおじさんがいました。
 公園が気持ちよく使えるのは、
 目立たない、こういった方々の努力のおかげだということを
 忘れてはいけませんよね。

 お花見のマナ―が問われる中、
 あらためて、ひとりひとりが自覚したいものです。


 

 
posted by nmdc-ki at 22:34| Comment(0) | 日記