2016年05月06日

つくばい

 茶室に入る前に、手を清めるために置かれた、
 背の低い手水鉢のことを“つくばい”といいます。
 よく知られているのに、京都の龍安寺のつくばいがあります。
 
 つくばいに刻まれた四つの文字・・・
 「吾唯足知」(われただたるをしる)
 通称「知足のつくばい」と、言われています。
 その意味は、
 “ただ 常に足りている心だけがあれば十分である”
 という・・・

 更に、一歩進んで、
 「知足者富」(たるをしるものはとむ)
 “満足することを知っている者は、精神的には豊かで幸福である”
 ということを意味していると・・・
 
 これら(二つの)四文字が意味することは、
 先月、来日されたムヒカさんに通じるものがあるように思います。

 ホセ・ムヒカさんは言います。
 「幸せは、人間のように、命あるものからしかもらえないんだ。
 物は幸せにしてくれない。幸せにしてくれるものは、生きものなんだ」と。

 広島を訪問されて、
 「良心なき科学は、とてつもない悪の道具になってしまうことを
 私たちは知っておかねばならない」と、記されました。

 私たちが、愚かにも引き起こしてしまった悲惨な過去を、
 忘れることなく、今一度、しっかり目を向けて、
 認識を新たにする必要があるように思います。

 ムヒカさんが言うように、
 “人間は、同じ石でつまづく唯一の動物”なのだから・・・
 
 
 
 

 
posted by nmdc-ki at 01:10| 日記